1歳から100歳の夢(日本ドリームプロジェクト)

1歳から100歳の夢

1歳から100歳の夢

《★★★★》

 それから倍くらい生きて、28歳を目前にしている私に久しぶりに「あなたの夢は何ですか」という質問がきた。いろんなことを思い返しながら、今、私は『おばあちゃん』という文字に重みを感じながら書いた。まだ27年しか生きていない。でも、その中でいろんな出来事に直面し、生きてきた今、『おばあちゃん』になることが、ベタでもありきたりでも普通になれるもんでもないことを知ったから。
――27歳

▼以前なら読まなかった種類の本だろうな、と考えていた。陳腐だとか判断していたに違いない、なんて思った。素敵を見出せなかった。要するに眼力がなかったのだ。あるいは幻惑されていた。こういうものに陳腐を感じさせる洗脳を受けていたのだろう、なんて感じている。おそらく一回りしたのだろうな、と最近は考えている。シンプルな輝きに怯みを覚えなくなった。防衛機構としての皮肉がほとんど必要なくなった。盲信と決意の違いを理解したこと。決意に足るだけの自信を持てたこと。が鍵になったのだと思う。