経験から学習して、教訓を得て、ありがちな箴言が生まれる

▼碁盤について考えていた。これまではすべて『十三路盤』で打ってしまっていた。最初に購入した碁盤が『十三路盤』だったからだ。しかし、初心者ならできれば『九路盤』で慣れておいたほうが良かったんだろうなあ、なんて最近は考えられるようになった。実際に『九路盤』を使って打ってみたら、思いのほか全体の状況が把握しやすくて、理解が速まったように思えたからだ。▼修行中の『ヒカルの碁2』でも最近は『九路盤』で対局をおこなうようにしている。だからきっと、誰かに碁を教える機会があったりすれば、最初は九路盤から始めたほうがいいよ、なんて助言をおこなってしまうだろう、と思った。頻繁に見かけてしまうようなありがちな助言、というのは、つまりこうして生まれていくものなのかもしれないなあ、なんて思った。▼世に存在する助言は大抵とても理にかなっていて、けれど、初心者がその理を見通すのはひどく難しくて、だから実際にはただ黙って従うしかないのだ、ということを、いつの間にかきちんと理解できていたように思う。経験から理解したのだろう。この理解がだいぶ有益だった、と最近は感じている。