必要なときに必要な力を発揮できるように

 賢さや強さ、に、私が期待してしまっているのは、必要なときに必要な力を必要な分だけ十全に発揮できる、というような姿なのだと思う。必要なときを精確に見極められるだけの知性。必要な力をきちんと判断できるだけの思考。必要な分を過不足なく出力できるだけの技術。そして無論、そういった要請にきちんと応えられるだけの基礎能力。私が欲しがっているのはつまりそういったものなのだ、と思う。でもって、強さや賢さを追い求めればいつかそれが実現できるはずだ、と私は考えてしまっているのである。つまり、強さや賢さを備えておけば『護りたい』ときにきちんと護ることができるはずだ、という信念を抱えるようになってしまっているわけだ。結局未熟で護れなかった、と思ってしまうのはきっと死ぬほど不快だろう、と想像しているため、死ぬほど不快な気持ちを味わってしまう可能性を潰していこう、と思って、わりと必死で求めていたりするわけだ。