護りたいものを護りたい

 護りたいものを護りたいだけなのだ。護りたいものを護れれば嬉しいし、護りたいものを護れなければ嬉しくないからだ。だから私は、未熟ゆえに護れなかった、という状況に陥るのが怖いのだ。恐怖と嫌悪をどうしても感じてしまうのである。未熟を打開せよ、と考えてしまいがちなのはそのせいだ。賢さや強さを求めていこうぜ、という信条を私が掲げてしまっているのはそういった欲求と恐怖があるせいなのだ、と言ってもいい。