練磨のために使う、すべて

 あなたが知覚したもの。あなたが認識したもの。あなたという存在にこれまでかかわることのあったすべて。それが『経験』だ。昨日友達から聞いた言葉も、かつて起こしてしまったミスも、嬉しかった大切な思い出も、物語として語られている妄想も、子どもの頃ぼんやり考えた疑問も、電車の窓から見かけただけの光景でさえ、すべてが『経験』だと言える。経験によって磨き上げた武器を振るったことだって、過ぎ去れば無論『経験』になる。言い換えれば、それらすべてが価値観を練磨する材料になりうる、ということだ。