世界は称賛に値する

日記を書きます

幻想水滸伝シリーズ

 ふと気がつけば『幻想水滸伝5』が発売されていた。比較的評判が良いようだ。わりと意外だった。シリーズを重ねるごとにつまらなくなっている、というような印象があったからだ。たぶん次も微妙なのだろうな、と推測していたのである。1はおもしろい。2は凄くおもしろい。3は普通かちょっと微妙。4はかなり駄目。というような評価が平均的なところかな、と感じている。現状では『4』だけやったことがない。が、もし『5』がおもしろいならちょっとやってみようかな、と少し考えていた。ふと思い出してしまったのは『3』のことだった。賛否両論ある『3』だが、正直言って私は好きだ。物語に、素敵だ、と感じることができたからだ。物語に対する批難をいくつか聞いたことがある。敵の行動理念が理解できない、というような不満が多く含まれていたように思う。なぜいきなりあんな風になってしまうのかわからない、といった論調だった。しかし、私には納得のいくものだった。だからおもしろいと思えたのだろう、と想像している。これは、やはり賛否両論分かれる『FF8』なんかでも同じだった。文句を詳しく聞いてみると、確かに言われてみればそうも見えるけど、なぜか私はまったくそんな風に見ようとしなかったな、と思わされることが多かったのだ。要するに、批難していた人たちとは視線が違っていたおかげで、幻想水滸伝3の敵の行動理念が私にはまったく問題なく理解できた、ということである。同じ立場ならきっと私でもそうするだろうな、と思うことができたのだ。