世界は称賛に値する

日記を書きます

間違ってないからといってそれが最善策とは限らない

 極論すると『自分が良ければいいじゃないか。まわりのことなんて気にすんな。自分が間違ってるわけじゃないんだし、好きに行こうぜ』と言っているだけの説得が、思いのほかたくさんあるなあ、ということに気がついた。あなたは別に間違っていない、という言葉は、おおむね嬉しく感じられてしまうものだ。だから、その『まわりのことなんて気にしなくていいんだ』という言葉に思わず納得させられてしまうことも多い。しかし、本当にそれでいいのかな、とふと思ったのだった。だからそれでいいんだ、と思ってしまえるほどきちんとした説得ではないのではないか、と思ってしまったのである。単に『まわりを見ることを放棄してしまって「俺は間違ってないからこれでいいんだ」なんていう安易な安全圏に逃げ込んでいるだけ』なのではないか、と思えたからだ。たとえおのれの選択したその選択肢が『間違っていない』のだとしても、もっと良い正解がどこかにはあったりするんじゃないのか、と私は思うのだ。心の安寧が欲しいからってそのことから目を逸らして手を抜いてしまうのはどうなのさ、なんて考えてしまったのだった。自戒だ。