世界は称賛に値する

日記を書きます

つらいと思っている暇はない

 すでに感じている苦痛をうまく相対化することで、苦痛を小さなものに変化させることができるよな、と思う。たとえその操作を自覚していてもだ、とも思う。たとえば友人が物凄く頑張っていて、現状の自分よりもきついことをきちんとこなしていると知っていたら、あいつはこれよりつらいことをきちんとこなしているんだ、と考えてみることは、現状の私が感じている苦痛を確実に和らげてくれるだろう、と思えるからだ。新規開店店舗の商品搬入日だった。肉体労働だった。正直あまりつらくなかった。と思うことができたのは、私よりも頑張っている人間がたくさんいたからだろう。頑張っている人がこんなにいるのに、つらいとか思ってる暇なんかないな、と思ってしまったわけだ。強さを求めているからだろう。要するに私は、これもまた強さに至る道だ、なんて考えてしまったのである。誤魔化してでも強さを諦めないことが、少しずつでも鍛錬に繋がっていって、いつかはきちんとした強さを訪れさせてくれるのではないか、と信じているからだ。