おもしろさを伝えることで誘い込む

 たとえば『Aが良くてBが駄目だ』というような認識が自分にあるとする。そして、Aをあまり知らなくてBを大切にしている人がいるとする。そのときに、Bは駄目ななんだからそんなもん捨ててAにしろよ、とあっさり言ってしまうのはあまり効力のある手法ではないよなあ、なんて考えていた。大切だった気持ちが貶められた、というような感覚を味合わせてしまいそうだからだ。でもって、その『貶められた感』が、反発心を煽ってしまいそうだからだ。ゆえに私は、大意として『Aも無茶苦茶おもしろいからいかがか』と言うようにしている。おもしろさを語ることでAに誘い込むようにしている、のだ。わざわざ片方を貶めたりしなくても、もう一方を称えることはできるはずだ、と思っているからだ。と同時に、そのほうが効率が良いんじゃないか、と考えてもいるからだ。