世界は称賛に値する

日記を書きます

説明会

 説明会が開催された。緊張していた、と表現すべきなのだろう。鼓動がどんどん激しくなっていく。のにはすぐに気づいてしまった。だから、思考によってこれをコントロールすることはできるのだろうか、と考えてしまった。他人のことなんて人はそんなに見ていないもんだ、とか、見知らぬ人間に立ち向かうわけじゃないんだからもっと気楽にやってもかまうまい、とか、やるべきことをやるしかできないんだからいちいち他人の眼など意識するな、とか、実際に身体を動かせるかどうかが問題であって緊張しているとか鼓動が激しくなったとかはどうでもいい、とか、複数の世界観を総動員することで肥大化した自意識の沈静化を図ってみた。ある程度はうまくいったようだった。多少だが落ち着くことができたのだ。実際に始めてしまったら気負いはあっさり消えた。というのも良い経験になったと思う。始めてしまえばたいしたことはないもんだ、という実感から構築した観念が、次の緊張のときには利用できるだろうからだ。説明会自体はなかなか楽しかった。