世界は称賛に値する

日記を書きます

バタフライ・エフェクト

 世界を変革する際の整合性、については、疑問が残るところもあった。簡単に言うならば、包丁を取り出す場面、と、父親との対面場面、だけは、なぜ最初から『世界がのちに変革されること』を前提にして存在していたんだろうか、という疑問だった。物語が語られるよりも前の時点で、すでに何度か世界の変革が行われていた、ということなのだろうか。そう考えるなら辻褄は合うように思える。とはいえ、傑作を損なう傷ではなかった。