駄目なのが良い、は怖い

 対象について『駄目だ』と感じている癖に、今度はその『駄目だ』を対象にして、駄目なのが『良い』のだ、と言うことができる。つまり、悪い、と思ったものを、良い、に変換することができる、というわけだ。何でもかんでも対象にできる、という人間の持つ思考の特性が、それを可能にしているのだろう、と判断している。のだけど、その捻じ曲げはかなり危険だ、とも思っている。恐怖すら覚える。いつでもそれが許されるなら、つまりは、駄目なものなど何もない、というところにだって辿り着けてしまうからだ。