世界は称賛に値する

日記を書きます

残業

 残業してっても別にいいよ、という言葉の裏に、少し残業していけば、という思考が隠されていたのかはわからない。と思い返して考える。いつもだったら、なんかあるならやりましょうか、とか、それじゃあちょっと残りますよ、とか言っていたと思う。残業自体は嫌いじゃないからだ。というか働くことが嫌いじゃないからだ。むしろ『定時になったら自動的に帰ろうと考えてしまう』ような思考のほうが苦手だ、と言っていい。無論、最低限これだけは働いてくれ、という希望は理解できる。だから、定時という概念がどうにも理解できない、なんて言っているわけではない。ただ、最低限これだけは働いてくれればいい、と言われているのだから、それだけ働いたしもう帰っていいんだろ、という思考には、どうしても違和感を覚えてしまうのである。判断の責任はすべておのれに求めるべきだ、と考えているからだろうな、と思う。定時まで働いたから帰っていいんだろ、と言うような人間は、責任を何かに押しつけてしまっているように見えるのだ。定時になったから、なんてところに理由を求めるんじゃなくて、ちゃんと自分で決めろよ、と思う。