たとえ自己満足でも、願うよ

 頼むからちゃんと幸せになってくれよな、なんてことを考えていた。なんとなく不満を抱えているように見えたからだ。そして、不満を抱えている友人を見ているのが嫌いだからだ。こういうことを言ってしまうところが、格好つけだよね、とか笑いながら言われてしまうゆえんなんだろうな、なんて考えて、思わず笑ってしまった。別れて、深夜の街を静かに歩いていく。わりと自己満足に浸っていた、と、表現していいだろう。とかわざわざ考えている自分に呆れかえってまたも笑う。笑ってばっかりだな、と思う。アルコールのせいだろうか、と自問する。おそらく違うだろう、と自答する。だがなんにせよ、妙に機嫌が良かった、ということだけは間違いなかった。きらきら輝くイルミネーションをふと見かけて、もうクリスマスの時期かあ、と気がついた。特に予定はない。のだけど、クリスマス独特の輝かしい雰囲気はわりと好きだ。ちょっとわくわくさせてくれる。