世界は称賛に値する

日記を書きます

乗り越えていくしかなくて

 かつて書き記した日記を読み返していた。思ったことは四つだった。関心の対象はあんまり変わってないんだよな、ということと、にしても俺こんな稚拙な文章を書いていたのか、ということと、というか実は今でも大差ないんじゃないか、ということと、だとしたら文章書くのが怖いよう、ということだった。文章を書くことが怖くなった。今でも無様を晒している、という予感に恐れを感じてしまったわけだ。けれど、しばらく考えて、考え直した。きっとこの無様に対する恐怖はできる限りの文章を書いていくことでしか払拭させられないのだろうな、と思ったのだ。かつて書いた文章への羞恥を乗り越えられるような誠実な文章を書き連ね続けていくこと。おそらくそこにしかこの恐怖を消滅させる道はないのだろう、と予測したのだった。午前9時出勤。ほかの店舗の手伝いを行う予定が組まれていた。いつもの店舗に出勤してしばらくの間待機する。新人スタッフが到着するのを待っていた。待っていた間は後輩の社員と話していた。こちらの話を聞いて真面目に改革案を考えていたらしかった。結構やる気のある人なんだな、と思う。改めて軽い好意を感じたりした。あまり思考傾向を知らなかったからだ。集合後すぐに移動して、到着後すぐに働き始める。思っていたほど忙しくはないようだ、と思えた。スタッフには売場での業務を頼んでおいた。私は清掃に集中していた。かなり汚かった。はっきり言って掃除は嫌いではない。から、わりと綺麗にできたのではないかな、と思う。休憩を挟んで働き続ける。休憩中は古本屋を物色していた。何も買わなかった。勤務終了後は現地解散。そのまま帰宅。予想以上に早い帰宅だった。成田良悟『バウワウ!』を読んでいた。