世界は称賛に値する

日記を書きます

PLAY:第3次スーパーロボット大戦α

第11話『君と戦場で』

 ラクスはコーディネーターのお姫様みたいなものだった。無垢だった。純粋だった。ゆえにキラは、彼女を戦争の道具にすべきではない、と考えたのだった。つまり、彼女の人質にすることで窮地から逃れる作戦、なんてものを許容できなかったのだった。きちんとした形でキラとアスランが対話する。キラには護りたいものがあって、アスランにも護りたいものがあった。そのせいで手を取り合うことができなかった。人間が真剣に人生と向き合ったとき、最後まで残ってしまうのはきっと、そういった対立なのだろう、と私は考えている。護りたいもの、だけは、たぶん、共有しきれないからだ。言い換えるなら、護りたいものすべてを護れるほど人間は万能ではないからだ。それはコーディネーターといえども同じだった。ニュータイプならあるいはその壁を突破できるのかもしれない、とは思う。コーディネーターとニュータイプが混在する今回の世界観は、さまざまな色彩で解釈することができて、わりと好きだ。楽しめている、と思う。コーディネーター視点で見れば、オールドタイプもニュータイプも『ナチュラル』に過ぎないし、ニュータイプ視点で見れば、コーディネーターもナチュラルも『オールドタイプ』に過ぎない。というような『複数の視点』の存在がおもしろいのだった。増援として原種が登場する。なぜか狙われるクォヴレー。窮地に陥るゼオラ。彼女を救ったのは『アラド・バランガ』だった。前作の主人公だ。マジンガーZ、グレートマジンガー、ゲッタードラゴン、ダンクーガ、コンバトラーV、ライディーン、などのスーパーロボットが合流する。全体的な攻撃力が増した、と言える。ザフトが交戦する必要のない場で戦いを強行した、ことに、トロワと五飛が疑問を抱いているようだった。変化が訪れるのも間近かもしれない、と予想する。