世界は称賛に値する

日記を書きます

豊穣の地ではなく、しかし宝は眠っている

 なるたけ私はネットというものを重視しないように心掛けている。つまり、ネット世界に対して重要な視線を向けないようにしている、のだ。なぜか。なぜなら、ネット世界に夢中の視線を向けてしまうことで現実世界への視線が疎かになってしまう、というような事態を恐れているからだ。と同時に、ネット世界を構成する要素の中に、これは重視すべきだ、と感じるものをあまり見る機会がないからだ。ゆえに、今の時点では、できるだけ現実のほうに視線を向けておこう、と考えている。しかし、だからといって、ネットには重視すべきものなどまったく存在しない、と考えているわけではない。重視すべきだと考えているものもある。尊敬できる人の言葉、は、その筆頭と言える。稀にでもそういうものを見つけることができるから、私はこうして『ネットで文章を読むこと』を続け、着実に楽しむことができているのだ。豊穣の土地ではないから、それにばっかりかまけてはいられないけど、驚くほど素敵な輝きを放つ宝石が見つかることもあるから、探検してみるのはわりと楽しいよ、という話。素敵な輝きを放つ宝石のそばには、別の『同じくらい素敵な輝きを放つ宝石』が転がっていたりもするしね、と考えたりもするのだった。