世界は称賛に値する

日記を書きます

好きな領域

 なぜか最近頻繁に見かけるサイトがあるな、と不意に気がついた。好みのサイトに偏りがあるせいだろう。同系統のサイトばかり見ているから、偶然辿り着く先も似たような領域になってしまう、というわけだ。私が好む文章、の執筆者に好まれる文章。それを『私が好む文章』と同じように好きだと思えないことがあるのはなぜなんだろう、というようなことを考えていた。午前9時出勤。最終日。今の店に行く最後の日だった。わずかな寂しさをはっきり感じている、と言える。泣きそうだった。強調表現だ。だから実際に『泣きそうだった』なんてことはなかった。のだが、泣きそうだという言葉を発することで感情をコントロールしようと試みることはあるな、と思う。未整理情報の整理、という作業に、多くの時間を費やしていた。これだけは放っていけないと考えていたからだ。腰に痛みを憶えてしまった。が、何とか終わらせることができた。今日までの分は終わらせたから明日からの分は頼むぜ、という心境だった。頼まれた作業をこなす。異動にあたってのささやかな忠告も受ける。知らなかったミスをいくつか指摘されて物凄く反省させられたりもした。気をつけようと思った。あとで、は完全に撤退させよう、と真剣に考える。別れを告げて去る。二度と会えないわけじゃない、と自分に言い聞かせている気がした。