世界は称賛に値する

日記を書きます

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他者の声 実在の声

他者の声 実在の声

▼野矢茂樹氏。尊敬する哲学者の一人であり、尊敬する人間の一人である、と言い切ってしまってもいい。語られた言葉から結実した判断だ、と言える。講談社現代新書の『哲学の謎』も『無限論の教室』も、哲学教科書シリーズの『論理トレーニング』も、素晴らしい書物だった、と認識している。エッセイ集、というくくり。衝動に抗いきれなかった。

哲学はこんなふうに

哲学はこんなふうに

  • 作者: アンドレコント=スポンヴィル,Andr´e Comte‐Sponville,Corinne Quentin,木田元,コリーヌカンタン,小須田健
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2002/10/01
  • メディア: 単行本
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▼目の前にあるこれ。簡単に言うなら『世界』で、複雑に言うなら『現にあるもの』というところだろうか。哲学というのは要するに、それを理解するための試み、なのではないか、と考えている。いろいろな人が戦ってきた。さまざまな戦歴が残っている。それを知れば、君の戦いは、有利になるかもしれない。そのために描かれた書物だ、と思う。

小説の技巧

小説の技巧

▼小説、と呼ばれるものが存在している。その定義をはっきりさせることは、まだできていない。未熟だからだろう。が、現にあることは確かだ、と思う。そして、それを描くための技法も存在する。それはつまり、ある程度は類型化できている、ということだ。それが解説されている。批評理論入門計画。この本がオススメだ、と以前聞いたのだった。

ジョジョの奇妙な冒険 (25) (集英社文庫―コミック版)

ジョジョの奇妙な冒険 (25) (集英社文庫―コミック版)

▼ジョジョ第四部文庫版をランダムに購入している。これで五冊目だっただろうか。速度はひどくゆっくりだ。ふと気がついたときにしか買っていないからだ。が、おおむね問題なく揃いつつある。この巻では、アトムハートファーザー編後半、ジャンケン小僧編、宇宙人ミキタカ編前半、が収録されている。ジャンケン小僧編はとても好きだ。