別に誕生日ではない

 歳を重ねることに不満を感じなくなったのは、歳相応の輝きがある、ということを認識したからなのだろう、と考えている。約二十五年ほど生きてきたことで、長い時間生き続けることでたどりつける境地、というものがあることを多少理解できるようになった。そして、その境地が見せる魅力、というものを認識できるようにもなった。要するに、相応の時間をかけなければ獲得できない強さや美しさがある、ということを実感できるようになったのである。もしもそういったものをきちんと獲得することができるなら、歳を喰うのも悪いことばっかりじゃないよな、と考えたのだった。午前2時出勤。通勤中はあいかわらず『上達の法則』を読んでいる。時間がかかっているな、と思う。読書スタイルに最近変更を加えた。その影響が出ているのだろう。速度は遅くなってしまったが、影響は大きくなったようだ、と感じている。期待通りの結果だ、と言っていい。あとは、このまま継続できるかどうか、が鍵になるようだ。勤務中、機嫌が悪そうだなあ、という気配を感じさせる人がいて、いろいろ考えさせられた。俺ってば嫌われることをさりげなく恐れすぎだよな、ということを改めて認識させられる。機嫌が悪そうな気配、を極度に気にしてしまうのは、そういう恐怖があるからなんだな、と感じてしまったからだ。人に嫌われることを恐れてしまう、のは、つまり、おのれの価値の中に『他人による承認』があるってことなんだろうな、とも考える。できればもっと超然とした人格を構築したいもんだ、と強く感じる。笑いながら軽やかに生きられるなら、それに越したことはないからだ。