世界は称賛に値する

日記を書きます

春眠暁を覚えず

 覚醒が午後になってからだった。結構珍しい。午前9時頃眠りについてもなぜか昼頃には目を覚ましてしまう、というような癖が私にはあるからだ。にもかかわらず今日は爆睡してしまった。昨日の睡眠時間が少なかったせいだろう。さすがに出かけようと思うこともなかった。おおむね静かに過ごしていた。睡眠時間多数。回復はしたと思う。が、怠惰さにはあきれた。不意に考える。大きすぎるものを人間は実感することができないのではないだろうか。というのは言い過ぎにしても、少なくともそういった行為が苦手なのではないだろうか。たとえば人生がそうだろう。人生というものは実はいつだって物凄く切羽詰っている、と私は考えている。にもかかわらずそのことを常に実感しながら生きていくのはかなり難しい、とも思う。それを私は、規模が大きすぎるからなんじゃないか、と考えているわけだ。だから、感覚を研ぎ澄まし意識的に感じ取ろうとしなければそういったものを実感しながら生きていくことはできない、とも思っている。怠惰にあきれがちなのはそのせいだろう。感覚が鈍り、与えられた猶予を忘れている証拠だからだ。