世界は称賛に値する

日記を書きます

文学とは何か

 小説を現実と同じように見ることは可能だし、むしろ人は通常そういう風に小説に触れるのではないかと思う。それはつまり、小説内の『子どもたちが遊んでいる場面』を、現実上の『子どもたちが遊んでいる場面』と同じ視線で見る、ということだ。そして文学はおそらく、この視線の中にはない。この視線を捨て小説を見つめながら思考した時に生まれるものが『文学』であり、その思考方法が『文学理論』なのだろう、と考える。が、この程度の理解ではまだまだ浅慮かもしれない。あくまでも仮説だ、と自覚しておこう。