世界は称賛に値する

日記を書きます

見えない感情

 森博嗣氏の著作がまだ好きなのかどうか、に、ふと迷いを覚える。こういう瞬間が人生には時おりある。自分の感情が見えなくなる瞬間か、あるいは、好きと嫌いが唐突に混じりあう瞬間があるのだろう。好きだったこと、と、嫌いかもしれない、が、きっと、混濁して、交錯する。だから別に、好きだった過去の作品を今になって嫌いになるわけではない。好きだった気持ちが確実にあって、消えないからこそ、未来に迷いを覚えるのだ。