友情の覚悟

 数年前まで私は、自分に対して、徹夜明けで行動することも徹夜そのものもできない人間なのだと思っていた。泊まりで遊んだりしていくら起きていようと思っていても絶対に途中で眠ってしまっていたからだ。なので、徹夜明けだけど余裕っすよ、とか、今日で徹夜3日目なんすよー、とか言える人に対しては、すげえ、と心の底から感心していた。でもやっぱり人間ってのは慣れるもんだよな、と思う。そういうことを言う人間たちと付き合っていたら、いつの間にやら自分もそれができるようになっていたからだ。午前9時出勤。前置きに反して、別に徹夜明けではなかった。このまま予定通り動いていくと明日が徹夜明けになるな、と想像しているだけだ。週末だが忙しさはそれなり。大変そうだったら躊躇なく残業するつもりだったが、問題なさそうだったので定時を過ぎたくらいの時間に帰宅した。そして夜のために寝た。今夜はバイト時代の友人の送別会なのである。どうせいつも通り朝までだろう、と推測している。ゆえに、開始時間まで寝ておくのが最善であるに違いない、と思う。一時間ほど睡眠。しかし、連絡が遅くて、時間的な余裕はまだあった。ならもっと寝れば良かったな、と思いつつ、終電に乗って土間土間に向かった。