我が身の求めるもの

 改めて考えてみると自分の行動にはわりとこういう傾向が見られるな、なんて時おり自覚することがある。そういう認識の更新が続くと、自分で理解していると思っている性格なんて限られたものなんだな、と思わされる。たとえ『特別扱いしている』というつもりがなくても、あとになって考えてみると、自分ってわりと気に入っている人に比重を置いて行動してるんだな、とか、たまに気づいてしまうわけだ。最近の行動の中にも、そういう傾向を見てとることができる。たとえば、今日勤務していたサト嬢は、私のお気に入りと言っていいスタッフのひとりだ。その勤勉な勤務態度が素晴らしい、と感じていて、その評価の高さが、お気に入りという印象に繋がっている。きっと私は彼女のことをそれなりに特別扱いしているだろう、と思う。無論『特別扱い』なんて言っても、たいしたことをしているわけではなくて、ちょっと話しかけたり、とか、作業を頼んだり、といった場面で、彼女を優先的に選択することがある、というだけのことである。とはいえ特別扱いしていることに変わりはないわけだけどさ、と、そんなことを考えながら、実際にサト嬢と軽く話していた。半額セール終了直後で暇だったからだ。これだけ暇なら普段できないことを進めようかな、と思ったので、商品を抜き取ってレイアウトを変えよう、と考えたのだけど、不要な商品が思った以上に存在せず、結局、挫折してしまった。変えようがなかった。しかたがないので、事務所にこもって、今まで整理しきれていなかった書類の整理を始める。予想以上に時間がかかってしまったものの、とりあえずはすべて整理しきることができた。素敵な達成感。残った時間は、自分なりにまとめよう、とずっと思っていた『アルバイト用のマニュアル』の作成に使うことにしたのだけど、レイアウトに凝っていたらそれだけで時間を使い切ってしまった。午後6時過ぎに警備員が万引犯を逮捕。ふたり組だったらしいがひとりには逃げられてしまったようだ。連行後、警察と何度かやりとり。うちの店で盗んだ商品をほかの店で売り飛ばしていたらしい。最近ホント万引き多いんだよな。どうしても欲しくて盗んだ、なら許せる気がするけれど、売り飛ばして金にした、は許せない、というのが現状の私が持つ倫理観で、なぜそう感じるのかははっきり言ってわからない。ちょっと考えてみたいところだな、と思う。帰宅後、ネコ氏の家で少し遊ぶ。ウイニングイレブン8とバーチャファイター4。後者は少し巧くなったかな、と思える勝率だったが、それでも未熟であることは明らか。前者は修行する時間がない。しかし、雰囲気的には、前者を修行したほうが先に繋がるんだよな。思案どころだ。