見慣れた景色を見つめて

 満開の桜に彩られる季節が訪れて、寒くて布団から出るのが億劫、という気分に襲われることも少なくなった。比較的目を覚ましやすい時期になったと言っていい。今朝私が目を覚ましたのは6時半頃。そんなに忙しいわけじゃないんだから平均6時間程度の睡眠はとるようにしよう、というのが最近の風潮だから、昨夜も12時には寝ようと思っていたのだけど、買ったばかりの『ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス』に夢中になってしまって、実際に昨夜の私が眠りについたのは午前1時を過ぎた頃になってからだった、と思う。しかも、わずかのところで読み終えることができなかったので、起きてからの時間で集中して無理矢理読みきってしまった。おもしろかった、と迷うことなく言えるが、終幕に向けての準備段階、という雰囲気もあって、物足りなさのようなものも感じないではなかった。このまま時間を空けることなく、畳み掛けるように物語を展開させてくれれば、きっとすごく楽しいのだろうけど、まあそううまくもいくまい。電車の中ではここのところ少しずつ読んでいるデール・カーネギーの『人を動かす』を片手に桜を眺めていた。景色をひさしぶりに見たなあ、なんて心の中で笑いながら考える。顔を上げて歩くことの大切さにひさしぶりに気づいた、という感じかな。見慣れた景色の持つ美しさにきちんとした意識を向け続けておくのは難しいことだ。だから、顔を上げて、毎日真摯に景色を見つめていられるような男であろうじゃないか、と考えたのだった。午前9時労働開始。午後7時過ぎには帰宅準備。土曜日なのだけど意外にすいていた。ただし、その分売上額も低かったが。帰りに、秋山瑞人の『イリヤの空 UFOの夏』4巻を購入。