賢く生きるためには

 賢愚、というものが、おそらく私にとっては一番大切な評価軸なのだろう。聡明な人生を歩むにはどうすれば良いか、という問いがいつも私の脳裏にはある。つまり、それが私にとってはとても切実な問題なのだ、と言っていい。逆に言えば、愚昧な人生は送りたくない、と常に考えているわけである。では、具体的にはどういったライフスタイルを『聡明な人生』と呼ぶのか――無論、その問いは非常に重要な問いだ。その問いに答えられなければ、聡明な人生を歩みたい、なんていう欲求は、無意味だとさえ言えると思う。理想像のはっきりしない希望なんて、結局のところ、叶えようがないからだ。