世界は称賛に値する

日記を書きます

ドラクエ進行速度遅い

▼友人ユウ氏の進行速度が遅いせいだろう。ドラクエ8を進める意識にあせりがほとんど混じらない。ほかの友人らの進行状況を知れば(そして負けているのを知れば)少なからずあせったりもするのだろうが、今のところそういった機会もなかった。だから、起きてすぐに起動してぶっ通しでプレイ、というような勢いも生まれなかった。▼ドラクエ欲よりも強かった読書欲に従って、まずは読書中だった森博嗣氏の『六人の超音波科学者』を読み終える。研究所、という舞台が似ているので、どうしてもデビュー作である『すべてがFになる』を連想してしまうのだが、そのへんは逆に狙っているのかな、と思った。私が森博嗣氏の作品に期待しているのは、彼の持つ『世界の見方』や『言葉の使い方』の発露だ。つまり、それらに触れたいと望んでいるし、それら自体を楽しんでいる。だから私は、森博嗣作品に対して、物語という要素を介さずとも、楽しかった、と言えてしまう人間だ。だが、それは、物語的な評価を下せない、ということではない。視座を変えればそれくらいのことはできるだろう。といっても無論、今回の作品が物語という視座から見ればおもしろくなかった、などということが言いたいわけではない。楽しめた、と躊躇なく言える。ただし、前著である『恋恋蓮歩の演習』の評価が、私のなかでは非常に高かったため、それより評価が低いのは事実かな、と思う。驚嘆が少なかったせいかな。▼正午過ぎにようやくドラクエを進め始める。進行状況は別項で書こう。速度が遅さを除けば、特に不満のない順調な旅路だと言っていい。今回は、攻略サイトの閲覧などを自己規制している。いつまで続くかわからないが、しばらくはそういったものを確認せずに進めるつもりだ。やっぱりそのほうが楽しめるかな、と思う。時には攻略情報を仕入れたほうが楽しめるゲームもあるから、一概には言えないのだが、ドラクエに関しては、そう思う。▼午後9時半くらいにイチ氏から連絡があって、少し会うか、という話になった。以前貸した山鳥重の『「わかる」とはどういうことか』を返してもらう。前に、わかったって感じるけどわかるって何?という疑問を彼が私に向けてきた。そのときに貸したのだ。話したのは、普段見ているのとは違う見方で世界を見たい、というか、そういった『意識的に視座や先入観をコントロールする能力』を獲得して、自己の幅を広げたい、というようなことだった。それが最近の彼の望みらしい。多少形は違うが、私も似たような自己を望んではいる。問題を整理しつつ会話を進める。あとは、何に対しても諦めが悪い、とか、他人にどうしても期待してしまう、といったことについて話した。ドラクエでも見る? という話が出て、PS2を起動したのだが、イベントに入ったばかりだったので、戦闘を見せるまでに時間がかかってしまった。無事戦闘に突入してから、FF10を貸して、解散。