BのほうがよくてもAは駄目じゃない

▼たとえば『AよりBのほうが良い』という状況があっても、だからAを褒めるのはおかしい、と結論づけることはできない。Bの方がいいんだからAを褒めるヤツは馬鹿だ、などと言い切ることも無論できない。そう言い切ってしまうのなら、それは、論理的に破綻している、なんて言っていいだろう。たとえAとBを比較してBに軍配が上がるのだとしても、それが直接『Aが駄目だ』ということを意味するわけではないからだ。Aも良いものBも良いもの、でも比べたらBのほうが良い、といった状況がありうるのである。だから、Aを貶したいなら、端的に嫌いだ、というか、Aが駄目なところを明確にする別の根拠を探すべきであり、でなければそれは、十分な説得力を持つ話にはなりえない。