世界は称賛に値する

日記を書きます

休日ダイヤを見間違えた日

▼午後2時から仕事。昨日の午後が意外と混んでいたので、今日も混んでるかもしれないな、と思い、早めに行くか、と決意した。いつもよりわずかに早く家を出る。が、その決意は空振りに終わった。今日が日曜日だということと、日曜日は通常朝出勤だったことを失念していたせいだ。簡単に言えば、いつもの癖に流されて、電車の時刻表を見間違えたのである。微妙な位置に住んでいるため、私の場合、電車を一本逃しただけで結構な遅れになってしまう。結局、早く行くどころか、遅刻ギリギリ、になってしまった。情けないな。迷惑をかけた。▼ちなみに店は、予想通り、かなり混んでいた。2時過ぎには帰るつもりだったらしい店長も、結局夕方まで手伝っていったくらいだ。まあ、日曜日は大抵夜になると客が減るから、最終的にはたぶん余裕だろうな、と思っていたし、実際、後半になってかなりすいたのだけど、あそこでもし店長が手伝ってくれずに帰っていたら、確かにもう少し大変な状況になっていただろう。申し訳なさと感謝を思う。▼とりあえず夜になって客が引いたので、新人指導を行った。昨日教えたのとは別の相手だ。最近妙に新人が多くて、そろそろみんなちゃんと動けるようにならないときついか、という時期なのである。昨日の新人は、接客に慣れてない感じで、バイト経験も少ないんだろうな、という雰囲気だったのだけど、今回の新人は、接客に物怖じしないし、全体的に手馴れた雰囲気を持った人だった。正直教えやすかったと言える。教育係が高く評価していたのもうなずけるな、と思った。とはいえ、昨日の新人のようなキャラクターが嫌いなわけではないのだよな。ああいう、物怖じしてしまって積極的になれない感じ、は、実はある程度許容できる。なぜなら、昔の自分が間違いなくそれを持っていたからである。というかもっと悪かっただろう、とすら思う。▼というわけで、あの頃教えてくれた先輩らにはとても感謝している。というか、あの頃の俺って裏で馬鹿にされたりしてたんじゃないのか、なんて今は思う。あんな根性ナシじゃあ馬鹿にされてもしかたなかったかも、と、今なら思ってしまうのだ。少なくとも、あの頃の自分が今新人として入ってきたのなら、私はおそらくさほど評価しないだろう。まああの頃はかなり適当なバイトだったから、私の積極性の無さも特に目立たなかったのかもしれないが……。ま、恥ずかしい過去ではある。▼日曜日だ、ということをまたもや忘れ、終電時間を間違えてしまった。結局、最後の一駅区間を歩く羽目になる。が、馬鹿だなあ俺、なんて思いながらいろいろと思索をめぐらせていたら、面倒さを感じることもなく家にたどりつくことができた。考えていたのは、仕事のこと、と、自分の怠惰さについて、で、電車のなかで読んでいた『あなたの話はなぜ「通じない」のか』にものすごく影響された思考をしていた、と思う。私は、やってみたい、といろんなことに対して思っているけれど、実際に実行するのはその一部でしかないし、即断即決、というわけでもない。そのことについて、その本で語られていた『事業計画とは夢に日付を刻むことだ』という言葉を照らし合わせて、ずっと考えていた。私の悪癖である怠惰を退けるために必要なのは、おそらくそういうものなのだろう、なんて考えていたのである。時間制限があれば、それまでになんとかしようと、あせる。そのあせりがないから、なあなあになってしまうのだ。で、明日でいいや、とか思ってしまう。そのあたりの愚を改善するステップとして、やりたいと思っていることをリストアップし、実行計画をたてる癖をつけようと思った。帰宅後なぜか『フルーツバスケット』十巻を再読。