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▼私はいつになれば自分の意見や思考を「とりあえずそれでいいのだ」的なものとして受け入れられるのだろう、と思う、私は明らかに、自分の意見や思考、スタイルに自信が持てていない。今さらだけど……、と思ってしまうくらい、これは昔からそうで、だからといって好意的に受け入れるわけにもいかないしな、と思う事実でもある。日記とか小説を書くのでもそうだ。私はそういったものを書こうとする時、ほぼ確実に手本を探す。好きだと思えるものをまずは参考とし、そこからルールを獲得し、それに従いながら文章を書こうとする。時には（むしろ五割程度の割合で）影響が強すぎて、コピーだな、と自分で思ってしまう文章すらある。まあ、自分が好きなものをすべてぶち込んで、攪拌して、そこから《いいとこどり》的なルールを獲得できればそれでいいじゃないか、というような判断も、たしかにないではないし、正しくないとも思わないし、嫌いでもない。というかむしろ、能力を得る、というのは基本的にそういう構造なのだろうと思う。大量の情報をまず《自分フィルタ》を通して取り込み、忘却したりしつつも、残ったものをおのれの血肉とする、というような構造だ。だから、その構造そのものは特に問題はないのだ。