世界は称賛に値する

日記を書きます

▼最近は、高田崇史の『試験に出るパズル』をちまちま読んでいる。私の場合、短編小説を読む時には、読み方が二通りあって、一方は長編を読むのと同じように一気に全部読んでしまう読み方であり、もう一方は、ひとつひとつの物語を時間を空けて(時には間にほかの本を挟んだりしながら)読む、という読み方である。無論その選択条件には、それが連作短編(短編だけど同じ世界観で続いている)か、ということも関係してくれば、その時ほかに読みたいと思っている本があるか、ということも関係してくる。一番大きな条件となるのはたぶん、通勤中に読むかどうか、というもので、電車の中で読むのに、短編小説は比較的都合がいい。通勤時間の短さと物語の短さがうまく適合するからである。電車のなかで読もう、と思考した場合は、大抵、ひとつひとつを別個に読むことになる。