世界は称賛に値する

日記を書きます

2006-03-02から1日間の記事一覧

軽い上遠野浩平論

ちなみに、覚悟に足るものを見つける話である『ビートのディシプリン』に至るまでの道筋にあったのが、パンドラ、と、ホーリィ&ゴースト、なのかな、と思っている。どちらも物凄く好きだ。だから、ディシプリンを好きになったのもむべなるかな、と思う。

ビートのディシプリン SIDE4

ビートのディシプリン〈SIDE4〉 (電撃文庫)作者: 上遠野浩平,緒方剛志出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/08/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (148件) を見る 再読していた。正直まだうまく言えていない、と判断…

カーメン(ビートのディシプリン)

無論『覚悟に足るもの』を見つけるためには、自分を知らなければならない。自分の身に絡みついている宿業を見極めなければならない。自分の送ってきた過去を、自分の歩んでいる現在を、自分分の進んでいく未来を、見つめなければならない。でなければ、本当…

スリー・オブ・パーフェクト・ペアー(ビートのディシプリン)

「何もないところから合成された俺や、自然に生まれついて能力を持っていたフォルテッシモなどには縁のない概念だ――心の奥底と、現在の力の間にある、深い溝――奴はそれを探しに来たのだろう」 業ってのは的確な表現なんだろうな、と思う。もう一回絡んじゃっ…

必要なときに必要な力を発揮できるように

賢さや強さ、に、私が期待してしまっているのは、必要なときに必要な力を必要な分だけ十全に発揮できる、というような姿なのだと思う。必要なときを精確に見極められるだけの知性。必要な力をきちんと判断できるだけの思考。必要な分を過不足なく出力できる…

護りたいものを護りたい

護りたいものを護りたいだけなのだ。護りたいものを護れれば嬉しいし、護りたいものを護れなければ嬉しくないからだ。だから私は、未熟ゆえに護れなかった、という状況に陥るのが怖いのだ。恐怖と嫌悪をどうしても感じてしまうのである。未熟を打開せよ、と…

野望ヲ再考スル木曜日