世界は称賛に値する

日記を書きます

小銭演算

▼▼十枚に満たないほどの小銭をばらばらと出された時に、脊髄反射的に、脳内で二分割して数えようとする習性がある。四枚くらいなら瞬間的に認識できるだろう、という経験知や楽観と、偶数奇数を見極めようとする意識の、二つの合わせ技ではないかと思う。実際、まあまあ素早く認知できている気もする。けれど、この行動、瞬間的に「三つ」に分割してみせる意識があったほうが、おそらくより迅速になるよなあ、と、ふと思った。意識してやろうと思えばできる、とも思った。でも実践できていないのは、やり慣れていないから瞬時に思いつけない、というのと、脳への負荷がおおきりすぎてしまうため負荷がちいさく済む範囲に収めようとしてしまう、というのがあって、結局、慣れの問題、という気もしたので、やりかたを改めようとしてもよいのではないかと思った。▼▼あと、シンプルな演算速度で敵わないような相手に、対抗しようとするなら、このあたりの工夫で抗うしかないのだろうな、ということも思った。

道理買いかぶり

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▼▼道理を通そうとする、意識、挙動、というものが、サイエンスフィクションというものの定義や姿勢の中にあると信奉しているところがあるので、物語内で道理が判りやすく語られていなくても、あるだろう、と想像してしまう癖がある。この期待や信頼、あるいは幻想が、サイエンスフィクション好き、という感覚に影響しているかと思った。
▼▼大変素敵なSFアニメ『正解するカド』を見ながら思った。
seikaisuru-kado.com

対等、と、自由を軽視しない

▼▼相手を大切にする──尊重する、ということと、相手の自由を奪おうとする──こちらの都合に合わせて操縦しようとし、同時に、向こうの不都合を軽視してみせる、ということは、基本的には反発し合うはずであろう、ということを改めて認識したりして、大切にする、尊重する、対等に見る、ということを考えると、言えなくなる言葉というのが出てくるのだな、ということも、改めて思った。


▼▼オマエの都合なんて知ったことじゃないし、むしろコチラ的には不都合なので、遠慮しろ諦めろやめろ、なんて言ってしまえることによる、大切にしてなさや尊重してなさ、見下していること、の証明、というか、そのあたりが醸し出されてしまう臭み、的なものを再認識したのであった。
▼▼いや逆か。
▼▼大切にしている尊重している対等に見ている、なんて言いつつ、相手の行動や自由を縛ったりする嘲ったりすることはできない、噛み合わない、ということを再認識した。
▼▼行動や自由を尊重すること=相手を尊重し対等に見ること、と言えそうだ、というふうに思ったとも言える。




▼▼言葉で書くと、言葉にして見ると、普通じゃん……、知ってた……、という気持ちが出てくるところもあるのだけれど、接続感を得た瞬間は、かなり強く、なるほど! って思えたので、たぶん、これまであんまり繋げられてなかったはずである。

好きなもので楽しんでくれている姿はウレシイ、の基底

▼▼大変好きなもので誰かが昂揚し楽しんでくれていたら、妙に嬉しくなるけれど、見下しを交えつつ見つめてしまうような好きじゃないもので変にはしゃいでいる姿を見かけたら、白けたりもする。相手が知り合いか見知らぬ人か、好きな人か嫌いな人か、によっても印象は変質しそうだ。といった時の、基底にしてしまっているものってなんだろう、と思った。
▼▼好感があるかどうか 理解できるかどうか、親近感があるかどうか、好きな人と共感したい? 好きな気持ちを共感したい? 好きな物を知って欲しい? 好きな物が評価されて欲しい? ぼくと同じ気持ちを味わって欲しい? ぼくの気持ちを知って欲しい?


▼▼過度に共感を求めるのって、危険だし不遜だし、非効率ですらありそう、とか思ってしまっているところはあるのだけれど、でもまあ、ほどほどに求められることはよいことなのでは、と思うところもあって、前述したような要素やプロセスの整理によって、ほどほどさ、を、演出できるんじゃないか、調整できるんじゃないか、と、現状では考えたりしているのであった。
▼▼あとのほうで出てきた、ぼくの~がやっぱり危うそうだなー。
▼▼自意識、自尊心、自己顕示欲、虚栄心、等々まで繋がっていっちゃうと微妙、という形状になりそう。まあでも、このあたりを漂白したり、重心をじぶんから離したり、すれば、よい?のか? という疑問もある。単純すぎる安易すぎるという気はする。

侮蔑イメージ侮蔑

▼▼如何なる比喩やイメージを通して「対象の現象を見つめているか」によって(これはつまりあれみたいなものだよね、と理解してみせる時に持ち出してくる「題材」によって)、無礼さや失礼さが変わる──礼儀の具合が変質する、のって、変じゃない?面倒じゃない?微妙じゃない? って思いついたのだけど、侮蔑しているものに「似てる」と言ってみせることによって「侮蔑」する、という行為や意志、別にありうるか、と思い直した(逆に言うなら、素晴らしいもの価値あるもの素敵なもの「と同じようなものか」と思ってみせることによる「称揚」というのもありうるのだった……)。

ブルームサービス・カードゲーム、タイムストーリーズ、アブルクセン、航海の時代、エイジ・オブ・サモナーで遊んだ(黄色ボードゲーム会)

黄色ボードゲーム会

▼▼ゴールデンウィークのあいだにボードゲームで遊ぶ機会を沢山持てた。幸せだ、って言えるだろう。集中して遊んでいるのは幸せだと思う。でもって、ボードゲームで遊ぶという企画は、おおむね「集中して遊ぶ」ということに繋がってくれている。あっという間に遊びが終わる。▼▼この日は『ブルームサービス・カードゲーム』→『タイムストーリーズ』→『アブルクセン』→『航海の時代』→『エイジ・オブ・サモナー』という順番で遊んだ。集まった人数はじぶん含めて四人だ。
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ブルームサービス・カードゲーム

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▼▼極めて愉しくて積みゲーだったことをおおきく後悔した。『ブルームサービス』というボードゲームがカードゲーム化されたものだけど、『ブルームサービス』買わねば、と決断した。






タイムストーリーズ

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▼▼前回初めて遊んでみたのだけど、想定していた通り、やはり謎を解ききれなくて、今回、改めて挑んでみることとなった。二戦目も駄目で、三戦目で、謎が解けた。あの時の閃き、ほんとうによく訪れてくれたな、と驚いている。素晴らしい作品だった。






アブルクセン

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▼▼数日前に初めて遊んで、衝撃的なメカニクスだ、とびっくりしたゲーム。びっくり具合を披露したくなって持ち出した。一戦目はおおむね「?」という雰囲気が漂うが、二戦目になると「……!」って雰囲気が出てくる。のが気持ちよい。好きなゲームだ。






航海の時代

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▼▼第三版。ゲームマーケット2016秋で買い逃してしまい、後悔していたのだけれど、のちのち通販で買えて嬉しかったゲームだ。六つの島をそれぞれが進んで、投資、回収しつつ勝利点を貯める。島々のバランス調整とランダム性の噛み合わせがよい。手軽だし。






エイジ・オブ・サモナー

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▼▼妙に沢山遊んでいる。トレーディングカードゲームがまあまあウケる顔触れだからだろう。特殊効果モノがツボりがちなのだ。モンスター召喚と、直接攻撃性の薄さ、コマンドナンバーという斬新なシステムが素敵だ。ほかのエイジシリーズも遊びたいのだけど。